- NASを部屋の邪魔にならないよう見えないところに置きたいんだけど…
- 一般的な家庭がNASをどこに置いているのか知りたい
- NASのおすすめな置き場所と実例を教えて!
NASの置き場所を考える時、単体ではなく一緒に接続している無線LANルーターや外付けHDD、ケーブル類も含めて考える必要があります。
当然全て精密機器なので、置き場所はどこでもいいということはありません。
この記事ではNASのおすすめな置き場所と一般家庭の我が家で実際にあったトラブル&解決方法をご紹介します。
NASやケーブル類を「見せない」収納方法が分かりますよ。
NASを見えないところに置きたいなら、テレビ裏収納がおすすめ!
- テレビ裏は大元のLANケーブルを繋ぐLANポートが近くてコード類を集約しやすい!
- 転倒防止をすれば、床に直置きより適している!
- 正面から見えてしまう場合はラックで解決!
NASに最適な設置場所は?
Synology社はNASの設置場所に次のような環境を推奨しています。
- 平で安定した場所
- 熱がこもらない風通しの良い場所
- 埃がたまらない場所
- 直射日光や化学物質、液体から遠ざける
- 本体や電源コードに物を置かない
参考動画:NASの設置方法|Synology
一見、床に直置きが安定していて適しているように思えますが、床だと埃を被りやすいのが難点。
そういう点では転倒防止対策をすれば、棚の上とかの方が床に直置きよりは設置場所に適してそうですよね。
我が家はテレビ裏に設置
我が家で使っているSynologyのDS220jは見た目がおしゃれなので、こんな風にインテリアとして見える形で置いても素敵だな〜なんて購入前は思っていました。

残念ながら現実はそうはいきません…。
先述した通りNASは無線LANルーターと接続しているので、この2つはセットで置き場所を考える必要があります。
さらにバックアップ用で外付けHDDも接続していたら、LANケーブルやらUSBケーブルやら電源コードやらで大賑わいです。
おしゃれな「見せる収納」は諦めて、テレビの裏にひっそりと置いています。

実際のところ、NASや無線LANルーターって設置した後に触る機会はほとんどないので普段手が届きにくいところに置いても何も不便はありませんでした。
テレビ裏がおすすめな理由
家のテレビって、大抵はアンテナ端子ががある周辺に置いていますよね。

そして大体ここにLANポートもあります。
LANポート→LANケーブル→無線LANルーターで接続するので、無線LANルーターもテレビ近くに置けば、長いLANケーブルを用意する必要もないく、ケーブルも目立ちません。
つまり、この無線LANルーターと切っても切れない関係のNASは、必然的にテレビの近くなります。
ケーブル類を集約でき、テレビが目隠しになって「見せない」収納が実現できるのです。
テレビの買い替えでトラブル発生!
テレビが目隠しになっていたので今まで正面から見えなかったのですが、テレビの買い替えで思わぬトラブルが!

テレビに「高さ」が出てしまい、NintendoSwitchまで全て丸見えに…。

コードのごちゃごちゃも気になります…。
ということで、これらの機器が見えなくなるように少し工夫をしてみることにしました。
設置する機器はこちら
- NAS(Synology DS220j)
- 無線LANルーター(バッファロー WSR-3200AX4S)
- 外付けHDD(NASのバックアップ用)
- Nintendo Switch(子どもが使っているゲーム機)
テレビ裏に置けるラックを探す
NASや無線LANルーターを正面から見えないようにするには、浮かせる必要があります。
よくこんな感じのテレビ裏に直接固定できるタイプのラックがありますよね。

これがいい!と思ったのですが、我が家のNAS(Synology DS220j)は奥行きが10cmあるので、できればプラス2〜3cmの余力を持たせたいところ。
直接固定できるタイプだと奥行きがスリムなものが多く、NASを置けたとしてもかなりギリギリになってしまいます。
残念ながら安定した場所とは言い難いので、直置きタイプで高さが調整できるラックを探すことにしました。
モニター裏用に作られた収納ラックがジャストサイズだった!
テレビの裏に置けるスペースが奥行き最大15cm程度だったので、奥行き13cm〜15cmあたりの商品で絞っていきます。

見つけたのがこちらの奥行き13cmのモニター裏収納ラック!

我が家は3段で横幅48.2cmを購入しましたが、2段や横幅60cmのラインナップもありました。
5cm間隔で高さを調整できるので、これなら正面から見えないように設置できます!
部品が少なくて組み立てもとても簡単です。

ドライバーを使って横からネジで固定するだけなので、数分で完了しました。

3段ラックですが、棚板としては2枚をゆったり使います。
初めから2段ラックにすれば良いのでは?と思われるかもしれませんが、2段だと高さが取れないので、NASが入るように棚板を合わせると正面から一番下の棚板が見えてしまうのです。
残った1枚の棚板は後で別の使い方をします。
テレビ裏にラックを設置する
テレビ裏に奥行き問題なく置くことができました。

このラックはモニター裏に置くことを想定して作られたものなので、中央に穴があります。
この穴をアルミ板で埋めます!

ちょうどよいサイズです。

NASも余裕を持って設置できました!

熱を逃がせるよう、ファンが外側になるように設置します。

ここで、残しておいた棚板1枚の出番です!
NASの転倒防止に棚板を背面にして横からネジで固定しました。

上段にNintendo Switchと無線LANルーター、下段に外付HDDとNASで設置完了です!

ケーブル・電源コード類を整える
LANケーブルや電源コード類が正面から見えないように、結束バンド(百均で買えます)や、ラックに付属していたケーブルホルダーを使って整えていきます。


ラックの設置はわりと一瞬で終わったのですが、この作業がかなり時間がかかって大変でした…。
ラック設置後、正面から見たらどうなる?!
では、正面から見てみましょう!

ラックの脚はTVの脚と紛れているのでパッと見何もありません!

NASの転倒防止対策もできて、テレビ裏収納大成功です。
2023年NASをモデルチェンジ!

2023年にDS220jからDS223にモデルチェンジをしました。
気になるサイズですが、SynologyのNASなら2ベイのままであればモデルチェンジしてもほとんど大きさが変わらないので、今までと同じ場所に設置することができました!
DS220j | DS223 |
---|---|
165 mm x 100 mm x 225.5 mm | 165 mm x 108 mm x 232.7 mm |

ちなみにDS223はNASの前後にUSBポートが付いているので、外付けHDDをどちらに置いても繋ぎやすいのが特徴です。
まとめ
家の中のNASの設置場所について、我が家の実例をご紹介させていただきました。
たくさんのケーブル類で繋がれた精密機器を見せないように置くにはかなり選択肢が限られます。
これらを集約して隠せるテレビ裏は「見せない」収納に最適です。
- テレビ裏は大元のLANケーブルを繋ぐLANポートが近くてコード類を集約しやすい!
- 転倒防止をすれば、床に直置きより適している!
- 正面から見えてしまう場合はラックで解決!
テレビの買い替えで正面から見えてしまう問題も、モニター裏用の収納ラックをテレビ裏に設置することで無事解決することができました。
我が家の場合、ラックの棚板を1枚背面につけてNASの転倒防止対策に使いましたが、これは取扱説明書に記載のない使い方なので、もし同じような使い方をされる場合は自己責任でやりましょう!
▼TV裏収納に使ったモニター裏ラック(3段の横幅48.2cm)

▼我が家で使っているNAS(初代)
≫ 初めての家庭用NASにSynology DS220jをおすすめする3つの理由

▼我が家で使っているNAS(二代代目)
≫【2023年】Synology家庭用NAS 最新モデルDS223を正直レビュー!
